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恋のハードル高し!!

第36章 ピンチ!!

片膝をついたまま、私の目の前に佇む逞にそう言うと、ただ私を見上げていた。



「傷つくとこを…見たいの?」


「…それで、気持ちに整理がつくなら。」



私の真意をわかった上でそう答えたんだ。

私がいつまでも、不毛な恋を引きずってるから、粗治療って事?!

もっともっと傷付けって?
誰が癒してくれるんだよ!!

傷付いて付くだけついても、笑って見てろって?!



私は…
そんなに強くない。


悔しくて…泣くモノかと唇を噛んだ。

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