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恋のハードル高し!!

第38章 似たもの同士

「…しつこいんだけど。」



上から降って来た声に、目を開けて見上げると…私の待ちわびた逞が無表情で私を見下していた。



「…タク。」


「邪魔だからどけ。」



腕を引っ張られ、起き上がらせるわけでもなく私を退かした逞は、下駄箱から靴を出して履き替えた。



「タク、何でそんなに怒ってんの?!」


「…何、逆ギレ?!」



そう言って私を鼻で笑う逞は、本当に私に怒ってるんだと実感する。

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