テキストサイズ

恋のハードル高し!!

第39章 反応

「どこ行くんだよ。」


私は立ち上がり、親雅を見下ろして言うと、子犬かって位の表情で私を上目使いで見てくる。

可愛い顔したって…親雅に対して言う言葉なんて持ち合わせていない。



「タクのトコ。誤解とかなきゃ。」


「何の誤解だよ。」



そう言って立ち上がる親雅の顔が近くて、一歩後ろに下がった。



「何のって…。」


「タクの気持ちに応えられんのかよ。誤解じゃなく事実だろ?相手が先輩じゃなくて俺だったってだけだ。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ