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恋のハードル高し!!

第41章 恋の相談

掴まれた腕を振り払い、逞を睨みつけた。


「先輩は振ったって、それで優しい人だよ。そんな人の事悪く言うんじゃない!!」


「なんだよ!!じゃ俺は心に狭い意地悪だって言いたいのかよ!!」


「そもそも、タクは振られてないじゃん!!」



私が怒鳴ると先生がチャイムと一緒に職員室から出てきた。



「何やってるんだ!!青山も歯医者に行くんだろ?!痛いなら油売ってないでさっさと言って来い!!」



先生に出席簿で頭を叩かれると、喧嘩の仲裁に入ったかの様に場が白け、私たちはそれぞれ散って行った。

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