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Fake it

第7章 Green smile

【雅紀side】

目が覚める直前に、何か夢を見てた。

何か、俺の良く知ってる人たちが出てきてたよね?
ケンカ?
ん?
もめてた?
んん?

いや、殴り合いとかではないけど。

なんか、電話ボックスの中と外にいて、しかもスマホでしゃべってるみたいな。
すぐそばに居るのに、なんでわざわざそんな方法で会話してんの?
それじゃ、何にも伝わらないよ?

って感じの夢?

ちゃんと顔を見て、電話じゃなくて直接話しなよ、とか思ってた気がするけど…。

「ん~~~忘れた~……」

ま、いっか、と思って寝返りを打ったら、カーテンの隙間から白っぽくて眩しい青空が見えた。

ロケが多いから、いつも目が覚めると最初に空もようを確認する。
うん、今日もいい朝だ。

俺のジンクスでは、アラームが鳴る前に目が覚めた日は必ず良いことがある。

早起きできたし、時間が余ってるから、ゆっくりお参りに行けるな。

「ヨシッ、っと」

ベッドから出て、大きく伸びをした。

「ん~~~~~~」

天気もいいし、きっと良いことがあるぞ。
うん。
今日もガンバロー。







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