夜の影
第31章 RIGHT BACK TO YOU
【智side】
じれったい程丁寧に、ヒガシヤマさんの舌が躰の上を這って行く。
同時にあちこち撫でてくれて。
今までこの人の手を冷たいと感じてたのに、ベッド に入ってからはずっと柔らかい動きで、冷たくないんだ。
何度もキスをしながら、オイラの背中を擦るのが優しくて、まるでヒロさんみたいだった。
あの優しい手と同じ。
それに気がついたら、頭のマッサージをされてた時の全部任せてトロンてなった感覚を思い出して、力が抜けて行った。
昨夜見た夢。
あれは、子供の頃の記憶と、それからあの映像がミックスされてて。だから全部が本当じゃないんだけど。
オイラの不安が夢になったんだと思う。
自分が性的な対象にされることへの薄気味悪さと、得体のしれない恐怖感。
知識としてなら知ってるけど。
実際に繋がる、ってどんな感じなのか。
しかも男同士だと何をされるんだろう、って現実味を帯びてきて。
昨日ヒガシヤマさんに口と手でイかされた時は、凄いキョーレツでわけが分かんなくなっちゃったけど、それでも怖いとは思わなかったんだ。
でも今朝起きてから、心のどこかがずっと落ち着かなくて。そんで、酒を飲んだら平気になるかな、って思って飲ませてもらった。
でも、いざ寝室に入ったら 躰が震えて。
俺、多分、この人には敵わないだろうし。
だけど。
あぁ、このリラックスした感じ、ヒロさんの手と同じだな、って。
この感覚はオイラを傷つけない。
心地良くしてくれる。
だから信じても大丈夫と思った。
優しく触られて、舐められて。
キスであちこち吸われてると喘ぎ声が出る。
「……ぁ……っ」
お互いの中心が触れあった時、二人とも硬くなって形も変わってたから、なんか安心した。
あ、おんなじだ、って。
オイラのを大きな手がすっぽりと包んだ時も、怖くなくなってて、そのまま任せてた。
「……あっ……あんっ……」
触られてると、出す時の快感が思い出されて、昨日の熱が蘇って来る。
あぁ、気持ちいい。
「……怖くないか?」
オイラの胸の上で、ヒガシヤマさんが言った。
口に含まれた突起は、舌で押し付けられ吸われる度に、痛いような、気持ちいいような感覚で。
脚の付け根まで痺れが走ってジンジンする。
「ん……だい、じょ、あ、ぁ……」
握られた手の中で、オイラのはもう、すっかり濡れてた。
じれったい程丁寧に、ヒガシヤマさんの舌が躰の上を這って行く。
同時にあちこち撫でてくれて。
今までこの人の手を冷たいと感じてたのに、ベッド に入ってからはずっと柔らかい動きで、冷たくないんだ。
何度もキスをしながら、オイラの背中を擦るのが優しくて、まるでヒロさんみたいだった。
あの優しい手と同じ。
それに気がついたら、頭のマッサージをされてた時の全部任せてトロンてなった感覚を思い出して、力が抜けて行った。
昨夜見た夢。
あれは、子供の頃の記憶と、それからあの映像がミックスされてて。だから全部が本当じゃないんだけど。
オイラの不安が夢になったんだと思う。
自分が性的な対象にされることへの薄気味悪さと、得体のしれない恐怖感。
知識としてなら知ってるけど。
実際に繋がる、ってどんな感じなのか。
しかも男同士だと何をされるんだろう、って現実味を帯びてきて。
昨日ヒガシヤマさんに口と手でイかされた時は、凄いキョーレツでわけが分かんなくなっちゃったけど、それでも怖いとは思わなかったんだ。
でも今朝起きてから、心のどこかがずっと落ち着かなくて。そんで、酒を飲んだら平気になるかな、って思って飲ませてもらった。
でも、いざ寝室に入ったら 躰が震えて。
俺、多分、この人には敵わないだろうし。
だけど。
あぁ、このリラックスした感じ、ヒロさんの手と同じだな、って。
この感覚はオイラを傷つけない。
心地良くしてくれる。
だから信じても大丈夫と思った。
優しく触られて、舐められて。
キスであちこち吸われてると喘ぎ声が出る。
「……ぁ……っ」
お互いの中心が触れあった時、二人とも硬くなって形も変わってたから、なんか安心した。
あ、おんなじだ、って。
オイラのを大きな手がすっぽりと包んだ時も、怖くなくなってて、そのまま任せてた。
「……あっ……あんっ……」
触られてると、出す時の快感が思い出されて、昨日の熱が蘇って来る。
あぁ、気持ちいい。
「……怖くないか?」
オイラの胸の上で、ヒガシヤマさんが言った。
口に含まれた突起は、舌で押し付けられ吸われる度に、痛いような、気持ちいいような感覚で。
脚の付け根まで痺れが走ってジンジンする。
「ん……だい、じょ、あ、ぁ……」
握られた手の中で、オイラのはもう、すっかり濡れてた。
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