 
夜の影
第7章 Fallin'
【翔side】
俺の中からゆっくり出ていって。
「あ…あぁ…」
また、ゆっくり入ってきて。
「んん…ぁ…」
名前を呼ばれる。
「ショウ」
繰り返されるリズム。
呼んでるのは。
だれ?
目が開けられないから、わからない。
「…ショウ」
顔が見たくて、なんとか目を開ける。
ぼやけたピントが次第に合ってきて。
あ、この人。
知ってる。
「サ、トシ…」
すごく不安そう?
心配そうな顔してる。
サトシでしょ?
何となく笑って見せたら、サトシもちょっと笑った。
「聞こえる?」
動きが止まる。
頷いてみせたら、ホッとしたように笑って。
頭を撫でてくれた。
顔も撫でてくれて。
優しくされてるのが、嬉しい。
「…サ」
動いていいよ、って、伝えようとしたら。
キスで口を塞がれた。
「…ん…ふっ…」
この感触、今日、なんかいも。
サトシの感触。
「…ん…」
好い匂い。
俺、この人のこと、好きだな…。
俺の中からゆっくり出ていって。
「あ…あぁ…」
また、ゆっくり入ってきて。
「んん…ぁ…」
名前を呼ばれる。
「ショウ」
繰り返されるリズム。
呼んでるのは。
だれ?
目が開けられないから、わからない。
「…ショウ」
顔が見たくて、なんとか目を開ける。
ぼやけたピントが次第に合ってきて。
あ、この人。
知ってる。
「サ、トシ…」
すごく不安そう?
心配そうな顔してる。
サトシでしょ?
何となく笑って見せたら、サトシもちょっと笑った。
「聞こえる?」
動きが止まる。
頷いてみせたら、ホッとしたように笑って。
頭を撫でてくれた。
顔も撫でてくれて。
優しくされてるのが、嬉しい。
「…サ」
動いていいよ、って、伝えようとしたら。
キスで口を塞がれた。
「…ん…ふっ…」
この感触、今日、なんかいも。
サトシの感触。
「…ん…」
好い匂い。
俺、この人のこと、好きだな…。
 
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