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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第34章 I love you (2)

成「吸入の準備できました。」








私達がひと悶着してる間に
成井さんはネブライザーに
指示された薬液を入れて
口に咥えるホースにマウスピースを
取り付けていた。









成「汚れないように胸元にタオルかけるね。」








桜「美優、マウスピースを両手で持って軽く噛んでみて。機械のスイッチが入ったら、霧が出るからそれを吸うんだよ。」









美『絶対にむせちゃうよ。』








桜「最初はうまく吸えなくてもいいから。」










美『やだっ。むせたら苦しいもん。』








桜「やだなんてないの。」










成「美優ちゃん、先生に"お尻ペン"されないようにしようね。お口あ〜んして。」







美『気が進まない。』








桜「美優。いい加減にしなさい。マウスピースを持って咥えるのっ。」






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