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注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。

第49章 週末回診

それからリハビリが始まった。




朝と夜は脇坂先生が担当してくれて、10時と3時には理学療法科の専門の先生がICUまできてくれた。




はじめの頃は、関節を動かすたびに激痛が走って
弱音を吐いたりしていた。




だけど、みんなが励ましてくれたおかげで
今は、ベッドコントローラーを調節して
一日の大半を自立座位で過ごせるまでに
回復した。





不思議なもので、自分でできることが増えると
笑顔が増えて、気持ちも明るくなり
自然と前向きになれる気がする。




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