注射、浣腸、聴診器、お尻ペン。
第12章 便秘
★夜の回診
「美優ちゃん、こんばんは」
肩を揺すられ、私は深い眠りから目覚めた。
「よく寝たね。調子はどうかな?」
酸素マスクのせいで上手く喋れない。
「お熱が出ちゃったね」
それで点滴が増えてたんだ。
「美優ちゃん。一か八かなんだけど今夜、下剤飲んでみない?」
下剤でいいの?
「もしかしたら…お通じあるかもしれないよ」
先生はベッドコントローラーで上半身を起こしてくれた。
そして、手のひらに赤い錠剤を4錠おいた。
それからお水を手渡し、酸素マスクを外してくれた。
『…ありがと』
「明日、お通じがあったら流さないで看護師さんを呼んで。明日は女の看護師さんがナースステーションにいるから」
『うん』
薬を飲み終えた私に、再度酸素マスクが付けられた。
「心配だから一晩だけ酸素マスクをしておいてね。それとさっき混乱してたみたいだから点滴の中に気分を楽にするお薬を混ぜてるからからね。またすぐに眠くなるはずたよ」
「安心して眠るといいよ。おやすみ」と優しく私に微笑んでから、電気を消して出ていった。
「美優ちゃん、こんばんは」
肩を揺すられ、私は深い眠りから目覚めた。
「よく寝たね。調子はどうかな?」
酸素マスクのせいで上手く喋れない。
「お熱が出ちゃったね」
それで点滴が増えてたんだ。
「美優ちゃん。一か八かなんだけど今夜、下剤飲んでみない?」
下剤でいいの?
「もしかしたら…お通じあるかもしれないよ」
先生はベッドコントローラーで上半身を起こしてくれた。
そして、手のひらに赤い錠剤を4錠おいた。
それからお水を手渡し、酸素マスクを外してくれた。
『…ありがと』
「明日、お通じがあったら流さないで看護師さんを呼んで。明日は女の看護師さんがナースステーションにいるから」
『うん』
薬を飲み終えた私に、再度酸素マスクが付けられた。
「心配だから一晩だけ酸素マスクをしておいてね。それとさっき混乱してたみたいだから点滴の中に気分を楽にするお薬を混ぜてるからからね。またすぐに眠くなるはずたよ」
「安心して眠るといいよ。おやすみ」と優しく私に微笑んでから、電気を消して出ていった。