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無表情の宇野くんA

第6章 私と同級生。

五味さんからしつこい連絡が、私の実家にあったらしいことを今朝母親から聞かされました。


電話の内容についてはおおよその見当がついていたのだが、一応は連絡を返さないわけにはいかないので、母親から電話番号を聞き、電話をかけてみた。


うざっっったい声で、しつこくしつこく遊びの誘いをされた。私がいかないやつだって、彼女は気づいているのだ。


「食事代と交通費出させてあげるから〜!」

「それ私にメリットないよね」


出せよ。


「来てくれないと、宇野くんと大毛さんにあの時の秘密、バラすよ」

「私とあんたとの間にそんな秘密を語り合うシーンなんてなかったでしょ、なんの秘密だよ」

「私に修学旅行の時したこと」

「かしこまりました五味様、伺わせていただきます」


詳しくは、無表情の宇野くん81章、修学旅行編を。

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