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テレフォン -約束-

第2章 始まり




特別に意味のない白いシーツの上で、アタシは完全にココロを艶消し黒色塗料に染めきった


「・・・・レナ


 ・・・・レナ」


アタシを己の欲望のまま、セックス・ドールにした代表が記号番号を囁き、頬を胸に擦りつけいる


アタシは瞳を閉じていました


アタシは現実を知りました


悔しさも

悲しみも

哀れみも


そんなものを黒く塗りつぶしていました


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