
テレフォン -約束-
第3章 回想
アタシは相変わらず固く
唇の端を重力に逆らわせている
アエギ声を出したくないからです
神経と感情を戻す
自社ビルだった
事務所のフロアに掃除機をかけ、各デスクの拭き掃除、階段は4フロアを掃き掃除と拭き掃除・・
お手洗いは黄ばんで、こびりついた便器を磨くのは当然だったし、1階駐車場の掃き掃除の後に窓拭き、水撒きを精一杯していたな
こんな夏の暑い日にはやっぱり、額からの汗が目に入ったっけ・・・・
仕事に着くまでにやっぱり、下着まで汗だくになったりしたっけ・・・・
