
Liar × Lover
第3章 Mojito
誠斗さんに連れられ
私は寝室へとやって来た。
彼はベッドに座ると
ここにおいで、と言うように
ふとんをトントンと軽いた。
私も彼の横にゆっくり腰を下ろす。
「 さっきの心月ちゃんの反応見て
分かったんだけどさ、颯斗としばらく
セックスしてないんでしょ。」
誠斗さんの言葉に、今まで肯定しか
してこなかった私は初めて首を横に振った。
「 しばらくというか………
実は、付き合い始めて一度も
したことが無いんです。」
私の言葉を聞き、誠斗さんは驚いたように
目を見開いた。
