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Liar × Lover

第1章 Blue Moon





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『 ですから、この答えは……… 』




大学の講義中、私は教授の話に一切耳を傾けず
スマホの画面を見つめていた。







Mitsuki : 颯斗、今日の夜予定通り会えそう?

綾川 颯斗 : ごめん、急用が入った。







私の連絡に対して
返ってきた彼氏からの返信は
またもドタキャンの内容だった。








「 はぁ…。」

まわりの人に気付かれないよう
私は小さく溜息をこぼす。





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