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Liar × Lover

第2章 Between the sheets





その日の夜

颯斗との予定も無くなってしまった私は
特に目的も無く渋谷の街を1人歩いていた。







手を繋ぎ、他愛もない話をして
笑い合うカップルが
度々私の視界に写り混む。

 
楽しそうで羨ましい。
私だって、付き合いたての頃は
毎日が本当に楽しくて、幸せで
たまらなかったのに……。



今は彼との関係についての
悩みが毎日尽きないし、不安ばかりが募る。





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