痴漢マニア
第5章 バイト中に
百合はいくつかのバイトを掛け持ちしている。
土日は流行りの飲み物をキッチンカーで売るバイトをしていることが多かった。
キッチンカーという狭い空間なこともあり、働いているのは店長と百合の2人だけだ。
女の子たちに人気が出るようにと、店長はあまり表には出ず、販売窓口からは百合だけが顔を出していた。
『今日はちょっと暇ですね〜』
「そうだな…はー疲れた。昨日忙しくて全然休めなくてさあ…ちょっと寝っ転がってていい?」
『いいですけど…踏んだらすみません』
「こら」
店長はシートを引っ張ってきてキッチンカーの僅かなスペースに寝転がり、目を閉じたようだった
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