君と僕の世界(嵐)
第2章 お忍びハワイ旅行
雅紀「海だ〜!」
青い空、光る海。
気持ちいいくらいに太陽は照り、雲ひとつない空には白く光る美しい鳥が飛んでいる。
潤「ちょ、はしゃぎすぎ」
智「俺ちょっと船借りてくる!!」
潤「リーダーも!」
翔「ふふっ」
俺たちは
常夏のハワイにやってきた!
…といっても撮影だけど
翔「あれー。にの、来ないの?」
和也「いやー、俺はいいです。撮影開始までゲームしたいんで。」
今回の撮影はしやがれの夏休みスペシャル!と題した嵐5人のお忍びハワイ旅行企画だ。3泊4日と海外旅行とは思えないほどのお手軽旅行だが、多忙の俺達にはこれが限界である。まあ、4日もお休みを貰えると思えばめちゃくちゃありがたい企画なのだ。
翔「じゃあ俺もにのの隣にいてもいい?」
和也「えっ…ダメだよ、翔ちゃん…。スタッフさんが怪しむよ」コソッ
翔「なんでよ。俺たちのこと"そういうふう"に見てない人達からすれば仲良いなあ〜で終わりだと思うけど」
和也「そうだけど…。3人もいい気はしないかも…」
翔「じゃあ3人のとこ行こ。…ね?」
和也「うう〜。ゲーム…」
翔「…」
翔「俺とのハワイ旅行、ゲームで終わらせちゃうの?」
和也「…」
和也「しょ…翔ちゃんとの…新婚旅行…」
翔「新婚旅行…?!」
そしてなにより俺はこの4日間、ずっと翔ちゃんと一緒にいれるんだ…!暑いのは嫌いだし、ゲームは出来ないし、もんじゃは食べれないけど、俺にとってこの企画は俺史上最高の神企画だ
和也「…そうだね、新婚旅行楽しまなきゃね。3人のとこいこっか!」
翔「新婚旅行て!かず!俺そういうことならちゃんと連れてくから!結婚してないけど!」
和也「相葉さ〜ん!ば〜か!」
雅紀「は?!何いきなり!!」
翔「…聞いてねーし…」
それに5人でのお泊まり旅行なんて何年ぶりだろう。もちろん翔ちゃんは特別な存在だが、4人と一緒にいる時も俺にとって大切な時間だ。
翔「ふっ…まあいいか。」
たとえ撮影でも全力でハワイを楽しもう…!今回は素敵な思い出を作るんだ!
手ですくった海の雫は、限りなくキラキラと輝いていた。