ダブル不倫
第9章 タオルハンカチ
奈々葉の身体から力が抜けてゆく。眠りに落ちる時のように……。
「では、オイルを塗布しますね。熱過ぎたら、おっしゃって下さいね」
奈々葉の耳元でニチャニチャと粘りをかき混ぜるような音が聞こえる。アロマオイルの匂いに化粧直しのあとに弄った自分の粘りの音が蘇る。
「はい……失礼します」
「あん……」
肩甲骨の辺りが人肌の温度のような粘りに覆われるのが分かる。指先が奈々葉の背筋を滑り、その指は肩、鎖骨、背筋、更には脇腹に滑る。
「凝っていらっしゃいますね?」と、手のひらを滑らせ始める。
奈々葉の身体の奥が熱くなる。身体の奥からゆっくりと熱いものが溶け出すようだ。それに追い打ちを掛けるように男性の指が奈々葉の身体の尻の筋肉の繊維に沿って滑る。
「では、オイルを塗布しますね。熱過ぎたら、おっしゃって下さいね」
奈々葉の耳元でニチャニチャと粘りをかき混ぜるような音が聞こえる。アロマオイルの匂いに化粧直しのあとに弄った自分の粘りの音が蘇る。
「はい……失礼します」
「あん……」
肩甲骨の辺りが人肌の温度のような粘りに覆われるのが分かる。指先が奈々葉の背筋を滑り、その指は肩、鎖骨、背筋、更には脇腹に滑る。
「凝っていらっしゃいますね?」と、手のひらを滑らせ始める。
奈々葉の身体の奥が熱くなる。身体の奥からゆっくりと熱いものが溶け出すようだ。それに追い打ちを掛けるように男性の指が奈々葉の身体の尻の筋肉の繊維に沿って滑る。