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私、普通の恋愛は無理なんです。

第6章 贈り物

 ラブホの一室。
 
「あ、あのさあ……これ、坂村さんに受け取って貰いたくて……」
 
 榛名さんはキレイに包装された小さな箱を私に手渡した。きっと指輪だ。
 
「えっ、プレゼントですか? 嬉しい! 開けてもいい?」
 
「い、イヤ……。恥ずかしいから……。家に帰ってから開けて……」
 
「じゃあ、榛名さん、私はこんなことしか出来ないけど……」
 
 私は榛名さんの足元に跪いて、スラックスのジッパーを下ろし、ボクサーパンツを膝までずらした。

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