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死角関係~女3男1の四角関係~

第8章 僕は何がしたいのか分かった

「こら、咲希。変なこと言うんじゃない。
すいません、翔馬さん。
お気を悪くされたんじゃ…」

「翔馬。子供の言うことだから
気にしてないよね?
それにしても咲希ちゃん、すごい発想。
翔馬が健太郎をって…フフッ」


汚れのない瞳に、僕はそう映っていたのか。


「ぱぱをとらないで!!あっちいって!!
こっちみないで!!さようなら!!」

「どうした?咲希?よし!!
咲希の好きなパンケーキ食べに行こう」

「ごめんね、翔馬。じゃ、バイバイ」


カレシは咲希ちゃんを片手で抱っこすると
菜々美と手を繋ぎ、この場を立ち去った。


「おかまのおじちゃんのばーか!!」


…おかまじゃないんだけどな。

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