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死角関係~女3男1の四角関係~

第3章 私は浮気するタイプじゃない

「あれ?まだかな?」


翔馬の一人暮らしの部屋の
呼び鈴を押しても反応が無い。

呆然としていると
隣の部屋の扉が開いた。


「あ、菜々美先生じゃないですか?」

「晴菜ちゃんパパ…平良さん?」


以前、小児科に入院していた
平良晴菜ちゃんの父親。


「覚えていてくれて光栄です。
しかし、もう晴菜のパパではありません」

「え?」

「先日、妻との離婚が成立しまして
僕一人がこのマンションへ越してきました」

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