テキストサイズ

死角関係~女3男1の四角関係~

第4章 僕は何がしたいのか

僕は友紀と同じ第二分院に配属された。

菜々美との交際が順調な中
誰もいない病室や診察室で
友紀と愛し合うこともしばしば。

色違いの揃いの万年筆を
白衣の胸元のポケットに
差したりもしていた。

それが突然、何の予兆も無く
友紀は結婚した。


『ごめんねッ。それに翔馬とは
付き合ってたわけじゃないしッ。
何て言うのかな?精神的な繋がり?
大丈夫ッ。これからだって二人の間には
誰も入れないッ。翔馬のカノジョも…ねッ』


友紀は何一つとして
間違えたことは言っていない。

友紀と僕の間には深い絆がある。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ