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死角関係~女3男1の四角関係~

第5章 私は友達なんて簡単に裏切る

私は図々しく一人掛のソファを陣取る。


「翔馬って菜々美以外に好きな人居たの?」

「今日は“単刀直入”の前置きがなく
直球なんだな。珍しい」

「はぐらかさないで。で?どうなの?」

「黙秘します」

「どうして?」

「相手があることだから。迷惑掛けたくない」

「ほら、やっぱり居るじゃん」


偶然にも誘導尋問になっていた。


「居るよ。でも“好き”とは違う。
例えるなら…」

「なら?」

「神」

「…帰る」


なんか今日は色々と混乱しちゃって…

帰って寝よ。

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