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ある日のセックス

第5章 コタツの中で

 彼女は俺の横に座った。俺の股間に彼女の枝のような指が伸びる。
 
 俺の股間は痛いほどに反応する。
 
 彼女を背中から抱く。シャツを捲くり上げ、彼女の二つの膨らみをフニフニと揉む。
 
 んんっ、と呑むような彼女の熱い呼吸。ちらっと振り返る発情したメス猫のような目。
 
 突きだすぽってりした唇に唇を重ねる。テロンと熱い舌が俺の舌に絡みつく。
 
 彼女の指は俺のスラックスのベルトを外し、ジッパーを下ろす。パンツに手を突っ込んで熱り立つペニスを出す。二度、三度と後ろからそれをしごく。
 
 キッチンの方でゴトッと音がした。彼女の手が止まる。
 
 音はすぐに止まる。
 
 コタツの中からゴソっと衣擦れの音がした。彼女の目が俺を見た。明らかに、俺を求める目だ。
 
 彼女がコタツ布団を捲くる。女の発情した匂いがムワッと溢れる。彼女の突き出した丸い尻が向けるように覗いていた。彼女は自分でそれを二つに割った。真っ赤に熟した彼女のそこはじっとりとした蜜に塗れている。
 
 ここで? 、と唇で彼女に聞く。彼女の顔が小さく縦に動いた。俺は後ろから彼女に被さる。その腰を引き寄せた。音がしないように腰を彼女にぶつける。俺の先だけが熱い蜜に浸る。
 
 プチュッ、プチュッ、という小さな音がコタツ布団の中にあった。
 
 ムムッ、と苦しげに息を飲む声。彼女は自分の唇に手を当てて抑えた。
 
 何度も彼女を突く。

 ゆっくりと……。

 ゆっくりと……。
 
 熱いモノが駆け上がる。俺は彼女から離れた。トイレに立つ。彼女の蜜にまみれた俺をしごく。俺はトイレで射精した。ドクドク、ドクドクと甘い痺れと共に声を抑えて……。

―fin―
 

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