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ある日のセックス

第1章 セックス

 彼女は小さな身体をピクリピクリと何度も弾ませ、ぽってりした桜色の唇が熱い吐息を吐く。そして、ゆっくりと膝からフローリングに崩れ落ちた。
 
 丸い腰を高く上げさせる。
 
 小さな手が床を掴む。
 
 Sに反るしなやかな背中。羽のような肩甲骨が浮かび上がる。
 
 俺は桃のような白い腰を左右に割った。
 
 透明な蜜を吐く複雑な襞を舌先でなぞる。右へ左へゆらゆらと揺らす。
 
 彼女のボリュームが上がった。
 
 熱い俺の肉を彼女の柔らかい部分にあてがう。呻くような彼女の声を聞きながら、獣のように繋がってゆく。熱く別の生物のようにうねる彼女の中が膨らんでは俺に絡みつく。包まれる。吸い込まれる。じれったいくらいにゆっくり彼女に入る。彼女の拍動を感じていた。
 
 俺は彼女の中を楽しむように腰を揺らす。どんどん速さを増す。
 
 彼女の喉が短い声を漏らし、ボリュームが上がる彼女の声を聞きながら、彼女の身体を突く。その小さく柔らかい身体を壊すのではないかと
思うくらいに強く、強く。
 
 ドドドッとフローリングが唸る。
 
 肉と肉がぶつかり合う音。
 
 俺の身体の奥に熱の固まりをキューキューと押し出しを開始した。尻の筋肉締め抵抗した。脳天に光がはしり、甘い電流が背中を駆け抜けた。彼女の蜜壺の奥に熱い俺を注ぎ込んだ。
 
 
 ―fin―
 

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