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虚無

第8章 orange

何も感じない

何も思わない

何も描けない

数あるアルバムの中から

引っ張り出して

開いた写真

そこにあった写真はなく

真っ白になっていた

第二章の始まりの終わり

天才と馬鹿は紙一重

表面に塗り固めた塗料が落ちて

灰になる

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