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彩佳side…


恵梨香がドアを開けたのと同時に
私の耳に届いたのは…


｢達也ぁッ…もっとぉ…ぁあッ…達也ぁッ…｣


耳を疑った。

それか偶然にも”達也“という名前のカレシか。


｢ハァッ…ハァッ…珠理ぃ…愛してるよぉ…｣


悲しいことに私の耳は正常だった。

紛れもなく達也の声。

そのまま靴も脱がずに乗り込む。

……

地獄絵図。

達也と珠理は真っ最中だった。