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※私はドMじゃありません!

第2章 round2. ロータープレイ(内)


「やあああぁぁ………」


イけると思っていた私は、あまりにもひどい宣告に一層強い刺激を感じる。


「だめ。がーまーん」

「やっだめだめっだめぇ、いっちゃう。」

「我慢して。まだだめ」


彼は口ではそう言いながらも、私が一番達しやすいようにぐりぐりと押し付けてくる。

どうして彼の言うことを聞いて我慢しているのかわからないが、きっと勝手にイくともっと苦しいお仕置きが待っていることはわかっている。



(でも、だって、ゆうくんがわるいんだ)

彼の言うことを聞くには、そんな言い訳がないと自分を許せない。
ゆうくんも、私のそんな性分をわかって、言い訳の余地を残している。


「あっあっぁっ、いっちゃ…」


「あず、がまん。」


“いっちゃう”なんて、冷静に考えればそれだけでも十分はずかしい言葉だ。
でも、それを発するたびに興奮が強まるのは気のせいか。



「あっ…も…っ」


「ん?」


「がまん、できない…っ」


「ふっ、いいよ。イって」



イけるにはどうしたらいいか考え、彼が満足しそうな言葉を選んで発している自分が心底破廉恥に思える。


「んっ…!!!」


自分はMじゃないし、こんなことされて喜んでいるわけじゃない。気持ちよくもない。そうやって頭をグルグルさせながら、




「あっ…っ」


いつもこうやって、絶頂に導かれてしまうのだ。









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