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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第7章 幸せな夜

朝起きたら、アソコがじんじんしていた。



あたし…



志桜さんと…



思い出すと恥ずかしくなる。



朝食を食べているときも、下腹部の違和感に戸惑って食事が進まなかった。



まだ、志桜さんがあたしのナカに入っている感覚がする。



「優依さま。食欲があまりないようですが、どこか具合でも…?」



三坂さんが心配そうにあたしに声をかけてくれた。



「いいえ、大丈夫です」



「どうせ腹でも痛いんだろ?」



ドキッ…



となりで悠樹くんに指摘されて、あたしは内心焦ってしまった。



「だ、大丈夫…」



頬が熱くなる。



あたし、変な顔していないかな…



朝食の後、あたしは洗面所の鏡で自分の顔を見た。



頬が赤くなってる。



「わ、すれなきゃ…」



昨夜のことは、思い出したくない。



「あれ?」



ビクッ…



洗面所の入口に、志桜さんが立っていた。



彼は寝起きのせいか、髪型が乱れていてシャツもはだけている。



「おはよう」



彼はにっこり微笑んだ。



「おはよう、ございます」



ドク、ドク、ドク…



思い出したくないのに、彼の顔を見ると一気に昨夜のことがよみがえった。



「優依」



志桜さんがあたしの横に立つ。



そして、彼はあたしを見下ろした。



「体、痛くない?」



ドクン…







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