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甘い鎖~縛られて溶かされる~

第3章 嫌なのに…

ちゅく…



志桜さんはあたしにキスをした。



「ん…ふあ」



少し激しく吸いつかれる。



ちゅっ…ちゅく…ちゅぷ…



「んふ…んんん…」



やだ…行かなきゃいけないのに…



「ふ、あ…やめ…て」



「優依、こんな顔して彼氏に会うの?」



志桜さんがあたしの唇を指で撫でる。



「ん…」



「いやらしい顔してるよ?」



志桜さんの指があたしの口内に挿入される。



「ん、う…」



ちゅっぷ、ちゅっぷ、ちゅぷん…



「ふあ…」



彼が指を抜くと、あたしの口から唾液が溢れた。



「忘れないように」



志桜さんの表情が曇る。



「君は僕のモノだ」



彼の鋭い目つきに刺されそうになった。



「イヤ…触らないで」



あたしは彼の手を払いのけて、急いでベッドから出た。



床に落ちたショーツを拾い、すぐにそれを履いてクローゼットから洋服を取り出した。



着替えているあいだ、志桜さんはベッドの中からあたしをずっと見ていた。



その視線に身震いがして、あたしは急いで部屋を飛び出した。





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