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愛が、メロディにのって

第1章 愛が、メロディにのって

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 「百合さんが
  私を
  好きだと
  思ってくれているから
  エクスタシーに達するほど
  気持ちよくなったんです
  それが
  ほんとのセックスです
  百合さんが
  私を誘いたいと
  思ったときから
  シャンパンだけにしたいと
  思ったときから
  ガウンを用意したいと
  思ったときから
  セックスが
  はじまっていたんです」
 「わたしから
  はじめたんですね」
 「でも
  もっと言えば
  私が
  ピアノを
  百合さんに
  教えてもらいに
  行ったときから
  はじまっていた
  のかもしれませんね」
 「あら
  では
  望さんから
  はじめてくださったわけですね」
 「そうとも
  言えるのだと思います
  セックスは
  私のあれが
  百合さんの
  あそこの中に
  入るということ
  だけでなく
  お互いに
  いい人だな
  好きだなと
  気持が
  寄り添ったときから
  はじまっているんでしょうね」

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