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第1章 第1話「来訪者」

皆さんは、今見ている物、聞いてる物が全部嘘だったらどうしますか?
あるいは全てが捏造された物だったとしたら、、、


3月下旬。。。

ピンポーン。ピンポーン。ピンポーン。

しつこい奴だ。セールスか?NHKか?
世の中は「自粛、自粛」で俺も職を失い現在は休職中。飲みに出るのも惜しくて、そもそも新型コロナなんてかかりたくない。
てなわけで、毎晩家で晩酌。。。
昨日はちと飲み過ぎたみたい。

人が二日酔いで頭痛いのにさっきからピンポンピンポン来客がうるさい。
居留守が得意な俺でもさすがに30分以上呼び鈴押し続けられたらさすがにイラついてくる。

いや、でもここは我慢。インターホンの音量を最小にすればいいだけの話だし。

なんだかんだして、モニター確認したら人影は無し。

さ、もう一眠りしよか、今日は予定無いし。


目が覚めた。今何時だ?あ〜、ネプリーグやってるって事はもう夜7時回ってんな。
と、喉が乾いたので冷蔵庫開けると、最悪、
何も無い。
コンビニまで歩いて2分。自販機までは30秒。お茶だけなら自販機でいっか。

と、着の身着のままで自販機に向かおうと家のドアノブを回した瞬間、、、
ドアを引っ張られるような感じがした。

は?と思い、開いたドアの先を見ると、、、


「やっぱりいらしてたんですね?」

「うわっ!!!!!」

俺はとっさにドアを閉めた。

が、ギリギリの所で足のつま先を入れられており、すぐに開けられてしまった。

「松本五郎さんですね?私、こう言う者です。」


続く。。。



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