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美しい狼~その牙で骨まで食べ尽くされたい~

第1章 女神降臨

夏目side

世は、平成が終わり令和だというのに
○ベノミクスだというのに
飽食の平和ボケゆとり世代だというのに

私、萩野夏目(ハギノナツメ)は、
両親の借金の肩代わりのため
身売りされました。

今日から
召使いとして
このお屋敷の
ご主人様にご奉公するのであります。

逃げ帰ること
それはすなわち
一家心中のとき

私は
18才にして
人生の厳しさを知ったのでした。

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