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例のアレ

第7章 5歳児がジャスコに突っ込む話

まず身長が全く足りてない、自分の体のサイズに比べても運転席がやたらと大きい。

手も指も、子供特有のぷにぷに感だ。

ルームミラーに子供の頃お気に入りだった仮面ライダーのキーホルダーをぶら下げており、非常に上機嫌だ。

夢特有の補正みたいなのが働いているのか、一切自分が5歳児であることに疑問を抱いておらず「今日もトラック運転できて気持ちいい」ぐらいの心持ちで働いている。

当然、運転席から足がブラブラ浮いており、アクセルにもブレーキにも足が届いていないにも関わらず、車はスピードを上げるでもなく、落とすでもなく一定の速度で走行している。怖い。

ここで上機嫌だった俺はあることに気が付く。

首都高に自分の愛車以外の車が存在していないのだ。

「今日の首都高はやけに静かだ・・」5歳児はそう思いながらハンドルを握っている。

辺りをキョロキョロしても、一切車が見当たらないのだ。

前にも全然車走ってないじゃん・・と、前方に注意を向けると、どうも違和感がある。

それもそのはず、この首都高、500メートル先ぐらいから道がないのだ。

いや道がないっていうか、「道の先がジャスコになっている」

書いていて自分でも意味が分からないのだが、「道路がジャスコの正面入り口に連結」しているのだ。

このまま走り続ければトラックでジャスコの正面入り口にダイナミック入店することは避けられそうにない。

「どうしよう!!!」5歳児は興奮したのか、クラクションを無意味に連打している。

クラクションを連打しても現状の打破に繋がらないと認識した5歳児は次にブレーキの存在に気付く。

「そうだブレーキだ!」

だがびっくりするぐらい足が短く、全然ブレーキに届かない。

当然だ、最初からアクセルにもブレーキにも足が届いていないのだ。

そうこうしているうちに目前にジャスコが・・。

そこで俺は気づく

「あっ、これ夢じゃん」



俺の愛車(大型トラック)はジャスコに突っ込んだ。





っていう夢だったんですけど、これどうゆう精神状態が反映しているんですかね?(震え)

そのあとまた変な夢みたんで、それはまた明日書きます

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