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第6章 本番

恭子と浅井は、11時に会社を出ると、洋食屋に入って打ち合わせを兼ねて食事をした。

そして移動の途中で、公衆トイレに入り、歯磨きと口臭予防のうがい薬でうがいをし、かすみの家に向かった。

かすみの家の近くに来ると、恭子と浅井は、時間調整のため少しゆっくり歩いた。かすみの家に着くと午後1時2分、ちょうどいい時間だ!

門のところでインターフォンを鳴らす。

「玄関までお入りください!」

かすみの品の良い声が聞こえる。玄関に着くとドアが開き、かすみが明るい表情で、

「いらっしゃいませ。お待ちしておりました。」

と深めにお辞儀をした。かすみは大きめのTシャツに膝上の長さのミニスカートを穿いている。

Tシャツの隙間から、Dカップの美しい胸と当社のブラがしっかりよく見える。

かすみは、まず恭子を見て

「よろしくお願いします!」

と言った後、チラっと浅井の方を見る。恭子は、

「こちらは、以前話した浅井くん!チャラいでしょ?」

「いいえ!そんな事……。」

とかすみが言い、同時に浅井の持っている大きなバッグを見て、

「大きなバッグ、何が入ってるのかしら?」

と聞いた。浅井は、

「エアーベッドですよ!」

と説明した。恭子は、

「こちらが斎藤かすみさんね!パンフレットで見たと思うけど、美人でしょ!」

と言った。浅井は、

「写真より数倍美人ですよ!ビックリしました。似合ってますよ!うちのブラ!屈んだときによ~く見えました。薄い水色のこのタイプは、品のある女性にぴったりなんですよ!」

と言った。かすみは、うつむきかげんに、

「そ、そうですか?」

と答え、恭子は、

「かすみさん、今日は服装がセクシーですね!」

と言うと、かすみは、

「今日は暑かったものですから……。じゃー、中へ入ってください!」

と、かすみは言い、2人を家に招き入れ、居間へと進む。恭子は、玄関から廊下を歩きながら念入りに見渡した。「ここまでは、個人情報が分かる物は見当たらないわね!」

居間に入ると、恭子は、居間も見渡した。「シンプルで、物の少ないこの居間にも個人情報が分かる物はないわ!」

かすみが、

「そちらのソファーにお掛けください!今、お茶をお持ちしますね!」

と言い、キッチンに向かった。








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