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菜摘と瑠花の日常♪

第3章 修学旅行1日目


「瑠花っ、」


菜摘は慌てて瑠花を抱える。

間一髪、膝からタイル張りの床に崩れ落ちることなく菜摘に抱きかかえられた。


「はぁ…菜摘ぃ……」


瑠花は焦点の合わないような視線のまま菜摘を見つめた。

その視線が絡まったとき、瑠花の焦点は合ったらしい。


「瑠花、大丈夫?」


菜摘は瑠花のふわふわとした状態が思わず心配になってしまう。


「うん…大丈夫…」


「ならよかった。
ここじゃシにくいからさ、
さっさと体洗って出よ?」


「うんっ」

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