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よこひな∞

第1章 ヨコヒナ

ちょうど赤信号で、車が止まる

するとひなが俺の左手をキュッと繋いだ

いきなりのことでビックリしてひなを見ると、ひなは恥ずかしそうに俺の方には顔を向けず、窓を見ていた

ひなの熱い手の温度が自分の手の温度と混ざりあってとけていく

なにか声をかけようと思ったけど恥ずかしさとなんて声をかけていいかわからず、俺は黙ったまま握り返した


信号がパッと青になり、前の車がノロノロと動き出す

俺はゆっくりとひなの手から離れ車のハンドルを握った

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