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星の君と氷の私

第7章 7

駿を好きだって気づいたあの日から1週間

今日は夏祭り当日です

あれから駿とは一切会っていない

なんなら、連絡もとっていない

好きだって自覚して今までどうやって連絡していたのか忘れちゃって

なんか変に意識して連絡取れずにいた

司のときは、こんなふうになっていなかったのに

そして今、私の部屋には心がいます

「なるほどねー。駿のこと好きなんだ?」

「う、うん…///」

「顔赤くしちゃって可愛いなー!もう!」

もともと私の部屋に来る予定になっていた心

なので事情を説明しました

そのときに、司の件も全て伝えた

あとは…同じ布団で寝たってことも。

い、一応ね!?

「でも、駿も雫のこと好きなんじゃない?」

「え!?」

「だってずっと雫のこと気にしてるから」

「え!?」

さっきから驚いてばっかな気がする

今日1番の声が出たかもしれない

それぐらい驚いています

「青春ですねー笑 さーて、雫に合う浴衣はこっちかなー」

心が渡してくれたのは白色にピンクのお花が散りばめられた可愛らしい浴衣

え、私…これ着るの?

似合わない気がするのは気の所為ですか?

心が着る水色の浴衣の方がいいのですが…

「雫、絶対似合うから大丈夫。あと駿に可愛いって思ってもらいたいでしょ?」

「思ってもらいたい…です」

「だったらそれ着ること!分かった?」

「はい…」

心に浴衣を着せられていると

あれ?今日の夏祭りって私と心と駿だよね?

私が駿のこと好きだって心は知ってるから

きっと、2人っきりにする気がする

ってなったら心が1人になっちゃうよね?

え?、え?

「雫ー、どーせ変なことでも考えてるでしょ」

「え?」

「駿に言われた通り雫のことよく観察したらわかるようになったわ笑」

え、え!?

ど、どういうことですかね それって

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