スノストによる友情短編
第25章 願い
____願えばきっと会えるよね、、
梅雨が明けたころ、、
「、、あー、、あっつい、、せんぱーい暑くないっすか?」
佐久間「んー?ふふ^_^梅雨が明けたから本格的な夏だしね。」
「なんで、こんな時にクーラー壊れるんですかぁ、、」
真夏のこの日、、、
仕事場のクーラーが壊れてしまい、修理に出してる間は扇風機で我慢してる。
佐久間「ほらほら。動いてれば夏バテにならないから!仕事仕事!」
「動く気もうないっすよぉ、、」
ダランとしてる後輩をシャキッとさせ、
仕事を再開。
俺はこの季節になると忘れられない出来事を思い出す。
それは、、幼なじみと大げんかしたこと。
しかも俺の18歳の誕生日に。
原因は、俺の夢。夢を叶えるために地元を離れ、大学進学するって言ったことだった。
俺がずっと地元を離れないって嘘ついてたのもあるけど、、5人いる幼なじみはみんな俺から離れ、離さないまま卒業した。
今、どこで何してるのかもわからない。
連絡取り合ってないし。
「、、佐久間。」
佐久間「はい^_^」
上司と一緒にやってきたのは、、
「、、今日から伊藤さんの代わりに、、阿部さんが担当することになった。」
上司にそう言われ、紹介された。
お互い気付いてるけど知らないフリ。
だって、、幼なじみとの再会だけど、、喜べないから。