スノストによる友情短編
第61章 守るもの
服の裏側に小さく名前が書き、お互いだと思って大切にしようと言ったぬいぐるみ。
佐久間「、、亮平、、」
こんなものまで残すなんて、、なんでよ、、
俺はそれをそっと抱きしめ、、気づいたら眠りについていた。
それからも毎日、亮平がいる朝なんて訪れない。
亮平の父親が俺のこともやってくれるようになったけど、何かが足りない。
何をするにしても思い出してしまう。
亮平がいたらよかったのに、、この話、亮平と話したかったなとか、、
やっぱり、俺にはお前が必要なんだ、、
どこにいるかわからない。でも、、迎えにきてくれるんだよね?俺、、まつよ、、何年先でも。
亮平がいなくなって、、8年。
俺は28歳になっていた。
仕事も親から引き継ぎも増えて、順調。
亮平のことは忘れられなくて、父さんもそれを分かってるから、、見合いの話が来ても断ってくれてる。
「、、亮平くん、何してるんだろうな」
佐久間「、、さぁ、?」
今どこにいるか、未だわからないんだよね、
亮平の父親も知らないみたい。
「、、そーいえばもうすぐお前の誕生日だな。」
佐久間「うん、もう28歳だよ。」
「そっか、もうその歳か、、そろそろ、、全部お前に任せてもよくなるな、、」
佐久間「、、ゆっくりでいいよ。俺も父さんの助けないと出来ないことも多いから。」
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