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❇️片暉の残照❇️

第9章 城下町と嫉妬の炎


薬草を見せてもらい、研究している内容を聞き――――私なりの考えも聞いてもらい…薬草の新しい可能性を学べた。


研究員の皆さんはとても優秀で、考え方も発想も面白く――――…私は時間を忘れて
いた。



「テイス様――――そろそろ、お時間です…」


「///えっ、もう――――そんな時間?」


ニコルに言われ、慌てて時計を見ると予定していた時間よりだいぶ過ぎていたと知る!


「テイス――――また、来るんだろ?」


「うん!また、来る――――それまで、この薬草について私なりに調べたいのですがいいですか?」


「もちろん、結果を楽しみにしています!」



一緒に薬草を研究しているうちに、皆が私の事を“テイス”と呼んでくれていた――――…


公爵令嬢ではなく…一人の人間として扱ってくれることに凄く嬉しくなった。


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