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❇️片暉の残照❇️

第2章 ハジロ公爵邸


ニコルは私の足元を見て、薄いピンクのワンピースに合う白い靴を進めてくれた。


「あ…ありがとう…ございます」


「え…――――いいえ」


ニコルは少し驚きの表情をしたが、嬉しそうに笑ってくれた。


「では、参りましょう――――ハジロ公爵様がお待ちです」



「は、は…い」


私はニコルに促され朝食の会場に向かった。


――――食堂…?キッチン?…


私は広いお屋敷の事が分からないのでニコルに着いていくしかないのたが…


広い廊下を歩いていると…別世界に自分が足を踏み入れてしまったのだと…実感し後悔し始める。


「本日は天気もいいとのことでしたので――――…中庭が見えるバルコニーに朝食を準備させていただきました」


「バルコニー…ですか…」


そして、しばらくすると…目の前が開けた場所に通された――――!



私は、案内されたその場所に…息を飲む!




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