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❇️片暉の残照❇️

第5章 お茶会と宝物


私は彼に頭を下げると――――…バラの道を抜けて厨房に戻った。




「――――テイス…って言うんだ……彼女…///しかし――――これ、食べたら…メルトに怒られんじゃないか?」


青年はテイスから渡された食べかけのサンドイッチを見つめ苦笑いをする――――。


しかし、1人残された青年はベンチに座り…今度はゆっくりと味わうように、そのサンドイッチを食べた。



目の前のバラの群生はその様子を見守るかのように穏やかに揺れる――――。


青年はサンドイッチを噛み締めながら…黄金の瞳を空に向け頬笑む。



「テイスか…――――やっぱり、不思議な…子だなぁ」



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