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雷鳴の夜

第3章 刹那

意味がわからないって顔だね

「あなたにこれ以上…抱かれるなんて…無理…」

「他に好きな奴でもできたのか?」

悲しそうな顔

「そんな人…いない…」

「じゃあなんでもう終わりにするの?
抱かれるのが嫌なの?」

なんで少しホッとした顔なの…

「抱かれたい…けど…もう無理…」

「抱かれたいんだろ?なんで終わりなの?
わかるように言ってよ」

ごめんね…あなたにしてみればそうだよね

「あなたの事…好きだから」

「じゃあいいじゃん」

ふにゃりと私の好きな笑い顔で言う

ずるい…

私の中で何かが切れた

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