テキストサイズ

雷鳴の夜

第27章 親心と子心

決心したのか唇から手が離れた

「翔がいたらまーくんが結婚できないから」

はっ?俺の結婚?相手もいないのにか?

「翔…俺はまだ結婚なんて考えてないし
第一相手もいないよ」

「だからだよ…翔がいたら
まーくんいつまでも彼女作らない…」

「まぁ…お前が一人前になったら考えるよ」

「はっ?何言ってんの?まーくん今年いくつよ」

今日はやけに突っかかってくるな

「今年?30になるか?」

「30だよ!翔が一人前ってあと何年よ
まーくんその頃オジサンだよ!」

「オジサンでも大丈夫だろ?
大体結婚なんて考えた事ないし」

俺の返事に不満そうな顔

ストーリーメニュー

TOPTOPへ