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雷鳴の夜

第32章 一目惚れ

「まぁあいつも苦労してるからな
顔も整ってるからどうしても大人びて見えるわな」

んっ?苦労?ここで見かける時はそんなの…

でも…10歳から一緒…親は?

実家で同居してたって事か?

「松兄…苦労って?
なんで10歳から一緒に住んでたの?」

「おまえそれ聞いてどうすんの?
大体客の個人情報を簡単に教えるわけねぇだろ
ましてや可愛い姪っ子のなんて教えるか」

まぁそうだけど…

「なに?あいつに惚れた?
だったら直接話して聞けよ」

「えっ?いいの?可愛い姪っ子じゃねぇの?」

「可愛い姪っ子だけどな
あいつが誰と仲良くするかはあいつ次第だろ
まぁおまえが変な奴なら近付かせ無いし
大体、店にも入れねぇよ」

「あんがと松兄」

「まぁ頑張れや
あいつは簡単に攻略できないだろうけどな」

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