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雷鳴の夜

第36章 元彼

「こんばんわ〜!ってまーくん?
なんか怒ってる?」

「おっ翔!なんも怒ってねぇよ」

「そう?なんか顔が怖かったからっていつもか」

「おいっ!そうだけど…」

切り替え早っ…

「おいっ!智!何笑ってんだよ!」

「ブフッ…フッ…笑ってません!」

「クックッ…グフッ…まーくん顔…余計に怖い」

「お前らなぁ…人の顔みて笑うわ怖がるわ…
あぁ…もういい!お前らなんか相手せん!
勝手に飲んどけ!」

不貞腐れて他の客の相手をする松兄を見ながら

ひとしきり二人で笑い合った

翔ちゃんの態度も付き合いたてだからだろう

呑気に考えながら楽しく飲んだ

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