テキストサイズ

雷鳴の夜

第42章 叔父の心配

「知らねぇよお前と喧嘩とかしてねぇならさぁ
悪いんだけど家まで送ってやってよ
なんなら俺の車使っていいし」

「わかった
でも車はいいや
近いしおんぶしてくよ
松兄も車無いと帰り困るでしょ?」

「そうか?俺はタクシーでも良いけど」

「ん…大丈夫!翔…帰るよ」

まったく智は翔に甘いな…

「そんなんじゃ起きねぇよ!
翔!起きろ!もう帰るぞ!」

「ん…まーくん…ごめんね…」

「ほら!歩けるか?」

「…ん…だいじょうぶ…」

「いいよ松兄…無理に起こすの可愛そうだし
ほら翔、おんぶするから手こっち、ヨイショ」

「まーくん…ありがと」

「悪いな…じゃあ頼んだ」

翔をおぶって出ていったけど

いくら小さくて軽い翔を家まで…

大丈夫か?まぁ智なら大丈夫か

ストーリーメニュー

TOPTOPへ