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雷鳴の夜

第43章 連れ帰る

思わずキスをしたら

「ん…やだ…」

えっ⁉拒絶された?と思って離れれば

寝てる…寝言?

もう一度キスをしようとしたのに

寝ながらも無意識なのか首を振って拒否の反応?

どんどん不安が胸に押し寄せる

首筋に強く吸い付けば

「やっ…やだ…」

えっ⁉起きたのと思って見ると寝てる?

けど…目尻から涙が伝って落ちる

それをみてやっと我に帰る

そうだよなぁいくら彼氏だからって

同意もなしに寝込みを襲うなんて…

ごめんなと髪を撫で抱き寄せれば

安心したような寝息

明日ちゃんと謝ろうとそのまま眠りについた

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